2011/12/27
カラーベストのリフォーム。皆さんどの様に考えていらっしゃいますか?
10年を過ぎる頃から色褪せが目立ち始め、15年を迎える頃にはコケや割れが出始めるスレート瓦に対して10年を目安に最初の塗装リフレッシュを行う方が多く見られますが・・・・吉沢板金ではガルバリウム鋼板カバー工法による葺き替えリフォームを断然お勧めさせていただいています。
理由は3つ。
- カバー工法とした場合、瓦を葺き替える場合と違って既存屋根の解体処分費が掛からないこと。
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カバー工法とした場合、既存屋根がカラーベストの場合には多くの場合、下地の造作工事が必要ないこと。
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塗装リフォームを行った場合には新築時メーカーで塗られてきたものと違い塗膜寿命がずっと短くなること。
ガルバリウム鋼板の寿命は20年以上ですので、コストパフォーマンスだけ見てもその都度足場を掛けて塗装を細かく掛けるより全然お得なんです。
さらに、既存屋根をそのまま残し屋根が二重になることによる機能アップや、真新しい材料を貼る事による大きなリフレッシュ効果などが付いてくることになります。
先日行ったリフォーム事例をご紹介します。

ビフォー。色褪せは白化現象といってコケと共にリフォームサインです。それらはこちらの自分で出来るカラーベストの自己診断方法を参考にしてみてください。

アフター。ガルバリウム鋼板カバー工法による葺き替えが行われました。塗装リフォームとは比べ物にならないリフレッシュ効果が得られます。

ビフォー。トップライト付近。コケの様子にご注目下さい。

アフター。金属屋根は腕の良い職人に出会った時、他のどんな屋根よりも優れた雨仕舞いを誇ります。例えばトップライト部分等気になる部分がある方はリフレッシュと同時にご不安を解消させていただけます。無料で診断もさせていただいておりますのでお気軽にお問い合わせ下さい。
さて、今年も残すところあと数日となってしまいましたが、ぎりぎりまで仕事はさせて頂きます。今年は震災の影響もあって本当に働きづめの一年でした。正月位はのんびり・・・とは中々いかないようですが、2012年も一軒でも多くのお客様の笑顔に出会える年にしたいです。
来年もどうぞよろしくお願い致します。
タグ: カバー工法, カラーベスト, スレート瓦
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2011/12/12
先日無事完工を迎えました栃木県那須烏山市の古民家です。
では早速ビフォーアフターをお送りします。

ビフォー。屋根だけで100坪という大変大きなお屋敷です。瓦の重量は相当なものだったでしょう・・・・30トンから40トンはあったはず。

アフター。「最初からこうだった様。」と奥様より形容されましたが、違和感のない収まりに仕上げられたという意味で褒め言葉と受け取らせていただきました。(笑)
鬼の大きさ、棟(グシ)の高さは破風板の大きさから求められる謂わば黄金比の様なものがあるのですが、こういうことを知っている職人さんも今では随分少なくなってしまった様で残念に思います。
もちろん吉沢板金の手掛けた家では、誰に見せても恥ずかしくない完璧なバランスとなっています。
また、外せない点としては瓦から1/10という軽量化で耐震性能が大幅に向上している点があります。

ビフォー。入母屋の屋切り部分。

同アフター。別物の棟板金など載せずに掴みこみのみで納められた”隅棟”部分から”箕甲”部分への流麗な流れ、バランスの取れた鬼までが一体となったお気に入りの構図です。

伝統的な建物である程度以上の大きさがあればやはり一文字葺きが似合うと思います。※逆に近代的なデザインの建物であったり小さい屋根の場合には敢えて一文字にはしないこともあります。
「これだけの長い道中よく狂わないで真直ぐ行くものですね。」と奥様が大変感心なさっていましたが、そういう細かい所に気が付いていただけるお客様ですとこちらもやりがいがるというもの。

ビフォー。お屋敷が大きくて全体の写る写真が中々撮れませんでした。(笑)

アフター。
葺き替え後「今まで重かった引き戸がスッと動きました。」というお話がありましたが、これは本当のことで、木は戻ろうとする性質がありますので肩の荷が下りて小屋組みごと戻ったということでしょう。
また、「今までは余震でタンスやピアノ等の重いものが揺れていたのが、葺き替え後は小さい余震の時にコケシの様な軽いものがカタカタ音を立てる」という笑い話をお聞きしたことがありますが、これは理論的には建物の固有振動数が変わって軽いものが共振する様になったということだと思います。
瓦から金属屋根に変わって雨音を心配されるお客様がいらっしゃいますが、野地板が二重になって、アスファルトルーフィングの層を持ち、断熱材裏張りのある屋根材で仕上がったこちらのお客様にお聞きしたところ「そう言えばそんなに気にならないね。」とのことです。
参考まで。
タグ: 古民家再生, 地震, 屋根葺き替え, 工事ポリシー
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2011/11/25

那須烏山市A様邸です。東日本大震災で大きな被害を受けた住宅の中には歴史ある古民家も多くあります。例えばこちらのお宅は築100年という大変貴重な住宅で、内装を使いやすくリフォームしたりしながら大切に住まわれています。
震災の影響で屋根瓦は大きく崩れていますが幸い躯体に大きな損傷はみられませんでした。
古民家の耐震性能を向上させたいと思うと、それは容易なことではありません。大壁を作って筋交いを入れるのは大変有効な方法だと思います。また、独立基礎を布基礎やべた基礎に改修して鋼製束を入れて・・・・・
しかしそれらには大変な費用がかかり、また工事期間中の生活の問題などの障害が沢山出てくると思います。さらに、折角行った耐震工事でも地震保険に入ることができなかったりします。(まだ不十分と診断されてしまうケースが多いです。)
そこで吉沢板金のお奨めする方法はちょっと発想を変えて、『屋根を軽くすること』です。
どうして耐震性能を上げるのに上述の筋交いや床下部分の補強をしなければならないかと言うと実はそれらが重たい屋根を支えているからに他なりません。
頭を軽くして(具体的には1/10程度の軽さにします!)重心を低くしてあげることが耐震性能アップには一番効くんです!
もちろん古民家で地震保険などに加入する際にもこの『屋根を軽くしたこと』が生きてきますよ。

ということでまずは瓦下ろしから。

100坪もあるお宅ですからね・・・・いつものようにタワーを掛けて・・では間に合わないのでクレーンを持ち込みました。それでも瓦下ろしだけで2日を要しましたが。(汗)

大変珍しい、古民家の瓦が降りた姿。野地板の傷み方がよく分かりますね。木の痩せや僅かな雨漏りの蓄積(瓦でしたのでどうしても多少雨が入るため)で大変割れやすい状態で、もう歩くのが怖いくらいでした。皆ベテランなので然るべき場所を歩くのですがそれでも数人片足を突っ込んでましたね。(笑)

別のアングルから。下の方からは早速、新しい野地板の増し張りが始まっています。

一面に新しい野地板を張るとそこにはもう以前の様なくたびれた姿はなく、丈夫で健康的な良い屋根下地となります。よくこの工事をしない業者があるのですが、これは(今回の様な場合には特に)必要な工事です。後からではできませんし。

ルーフィング(防水紙)を張り上げれば工事期間中お客様が雨漏りに悩む心配は殆どなくなります。
この様にお客様は工事期間中ずっと通常の生活をして頂けるのも特長の一つだと思います。
この後はいよいよ軽量金属屋根の葺き上げ工事へと進みます。(続く)
タグ: 古民家再生, 地震, 屋根リフォーム
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2011/11/10
『震災後改修工事×外装リフレッシュ』というメニューで工事が行われた宇都宮市のお客様です。
先週本体工事が終了し、現在付帯物(カーポート)の完成を待つばかりとなっておりますが、一足先に本体部分のビフォーアフターをご紹介させていただきたいと思います。

ビフォー。2階屋根は震災で被害を受けてしまった瓦屋根の様子が見られます。築年数も古く、屋根、壁、軒裏天井などに傷みが見られました。

アフター。屋根は地震に強い軽量金属瓦(かわら455)へ、壁は下地を造り耐震性能を向上させながら、最新のモダンなデザインのものへと張り替えられました。軽量の金属外壁(フッ素鋼板・はる一番)がおすすめです。

玄関の側のビフォーです。今にも壊れそうだった車庫は解体し、腐らないアルミ製のカーポートへとリフォームされます。

車庫はまだ完成していませんが本体のアフターです。玄関周りもすっきりした全く新しい印象へと生まれ変わりました。
ポイントを少しご紹介すると・・・

こちらは玄関周りのリフォーム経過写真ですが、木製格子がちょっと古臭さ出してしまっていたので、この様に新しく下地を作りながら

今風のすっきりした袖壁へと作り変えさせていただきました。

タイルについても同様です。この辺は時代時代で流行があるため、残しておくとどうしても、所謂”リフォーム臭さ”が出てしまう部分になります。

いかがでしょうか?
ご予算が許せば玄関のサッシも新しいものに変えて上げるとどこからどう見ても新築住宅になってしまうのですが、私はここまででも十分新しい玄関を演出出来るのではないかと思います。
基本のライトベージュから少し赤みを帯びた長石レッドという色合いのものをご選択いただくことでアクセントとしています。

1階屋根から2階部分のビフォー。

アフター。今回のリフォーム工事では屋根にサビを移していた現在利用されずにいた鉄骨製のバルコニーは思い切って撤去させていただきました。
また、『イメージを一新させたい』とのご要望に2階部分の傷んだ戸袋は雨戸ごと撤去しています。2階部分等で雨戸を一切使用していないのであれば今回の様なリフォームも有効ですね。
これらは雨仕舞いのスペシャリスト吉沢板金ならでの部分です。
また、屋根についてはこの様な勾配の鈍い屋根の場合には瓦は葺けません(雨漏りしてしまいます)が、『かわら455(金属瓦)』では可能になります。

2階部分ビフォー。地震被害を受けた瓦屋根、屋切部分などの漆喰の劣化、剥がれ、今回撤去に踏み切ることになった傷みきった戸袋の様子も分かると思います。

とても好きなカットです。(笑)
アフターでは、丸棟、鬼まで施工され、本当の瓦の様になった金属瓦が表現する複雑な光が見る人を惹きつけます。かわら455は今回は防汚性能に優れ、長寿命を誇る”フッ素鋼板”仕様です。
外壁『はる一番』も同様にフッ素鋼板ですので、メンテナンスバランスがとても良い組み合わせとなりました。屋切部分は同じくはる一番ですが櫛引模様のミルクホワイトというパターンで”和モダン”の柔らかい印象に仕上がりました。
シンプルですっきりとした印象を受けるのは雨戸を撤去したことも効いています。

南面のリフォーム前の姿です。

こちらがアフター。
モルタルが剥がれかけていた軒裏天井は新しく野縁を組んでケイカル板へと張替えが行われた後塗装仕上げに。
軒裏に見られた付け母屋という木の部分ですが、ここは破風部分と同様ガルバリウム鋼板のブラックで包んでありますので、これからは雨水で木が傷む心配から開放されます。
現在も使われている1階の戸袋(雨戸)は敢えて玄関周りに使われた長石レッドで他とは違った色味を持たせてアクセントとして生きるリフォームとしました。もちろん雨戸の機能はそのまま残してあります。

東側よりのビフォー。

アフター。
ここまで仕上げるのは大変でしたが・・・・リフォームに対しての変化が非常に分かり易く(新しくなる度合いが大きく)、それらはお客様のお喜び頂ける様子にも見て取れましたので、そういった意味でも大変やりがいを感じた現場でした。
もうすぐ冬が到来しますが、今年は断熱効果アップで過ごし易くなると思います。お父様もお母様もこれからもどうかお元気で。
しかし今回のリフレッシュ・・・・何しろ項目が多かったものでまとめるのも一苦労です。(苦笑)
ポイントとなる部分の写真が出てきたら未完成のアルミカーポートと一緒に掲載させていただきたいと思います。
タグ: フッ素鋼板, 注文リフォーム
カテゴリー: 宇都宮市HI様邸(外装トータルリフレッシュ) | コメントはまだありません »
2011/11/05

吉沢板金で比較的多い工事に銅板雨樋の架け替え工事があります。
銅板に穴!?と思われるお客様も多いと思います。
「銅板は永久だから。」と思って銅板にしたのに穴が開いてしまうなんて。

所々緑青を超えた黄色いサビ色があってその中に小さな白い点が見られます。
それが穴です。これは実は瓦の釉薬に含まれる金属(鉛等)が起こす電食という化学反応による腐食(サビ)だったんです。

谷樋の下は多くの雨水を受けます。雨水には瓦から伝ってきた異金属が含まれ、ある期間でこの様に穴が開いてしまうのです。それはおそらく、お客様が思っているより早い時期に訪れてしまいます。

こちらのお宅では谷樋にはステンレスが使われていました。異金属でもイオン化傾向の違いによっては問題にならない場合があります。ステンレスでは表面の塗装は風化してしまっても穴などは見当たりません。
銅板で谷樋が入れてある家も多くありますが、その場合には上記雨樋の通りの穴が開いてしまいます。ただし、被害状況はもっと深刻で屋内に直接雨漏りが起こってしまいます。

リフォームメニューは『ナショナル製雨樋アイアン丸105』へと架け替えを行わせていただきました。鉄芯の上に樹脂がコーティングしてある商品で、電食が起こりえません。
艶消しの風合いも良く銅板から替えた場合の質感も悪くないと思います。

雨樋に穴が開いた場合ですが、その下には同様に銅板製の下屋が葺いてある場合が多く、その後は屋内への雨漏りへと通じることが考えられますのでその点はご注意いただきたいところです。
こちらのお客様は下屋に穴が開く前に雨樋を交換してしまったので今後下屋に瓦屋根を伝った雨水が落ちる心配はありません。
ご不安がございましたら、弊社無料診断をお使いいただくのもよろしいかと思います。
タグ: 銅板, 雨樋
カテゴリー: 雨樋リフォーム、修理 | 1 件のコメント »