宇都宮市のお客様です。
トタン屋根からガルバリウム鋼板への葺き替えリフォーム工事を行いました。
まずはビフォーアフターから。
ビフォー。トタン屋根、瓦棒葺きです。塗装の剥げ、谷樋周りを中心にサビが広がっています。
アフター。
お母さんの好きな色ということで前と同じ様なブルー色、縦に線のある姿はパッと見は同じに見えたりしちゃいますか？・・・・いいえ。新しい屋根は以前のものとは全然違います！
まず、ガルバリウム鋼板である点。以前のトタン屋根には塗装が欠かせませんでしたが、ガルバリウム鋼板屋根は15年以上の（場所によっては20年以上と言われる）メンテナンスフリーが期待できます。強くて長寿命が特長ですね。
次は葺き方にご注目下さい。よく見ると以前のものとはちょっと違うこの葺き方は吉沢板金が得意とする本巻きハゼで仕上げる”縦平葺き（縦はぜ葺き）”です。勾配の緩い屋根にも適する雨漏りに特に強い屋根です。
また、屋根の下には新しい野地板を張っていますが、古い屋根との間に通気層を設けています。この通気層は湿気を逃がす他に、夏の暑くなった金属屋根の熱を屋内に伝え難くする役目を担います。
ビフォー。
アフター。
次は工事中の様子をちょっとだけご紹介します。
野地の作成工程。
出来上がってしまえば見えない部分ですが、強い野地を作ろうとすれば古い屋根の下地の修正は必須項目。軒先の垂木や瓦棒など腐朽している部分は取り替えたり補強したり・・・・とノウハウがものを言う部分でもあります。
屋根葺き工程。
屋根材は全て現場成形です。上から下まで一本ものの屋根板を作りだしています。
また、葺き仕舞いや軒先部分は『雨仕舞いのスペシャリスト』吉沢板金ならではの気遣いと技で仕上げました。
この辺が家電と職人の売り物である”技”との大きな違いになってくるのでしょう・・・・どこに頼んでも同じ性能の屋根になってくれる訳ではありません。（笑）
アフター。
雨樋は大型樋『ファインスケア』に機能アップしました。美観プラスアルファのリフォームは嬉しいですね。
ビフォー。
左側の雨戸の戸袋にご注目ください。ベニヤが捲れてきています。これはある程度の年式の家によく見られる状態です。
アフター。外壁に使う金属サイディングを張りましたので、もう風雨に怯える必要はありません。綺麗な状態がとっても永く続きます。
また、このサイディングの柄や質感を変えることでちょっとしたアクセントになったりイメージチェンジができたりするので”ただ直すだけとは一味違うリフォームをしたい方”はぜひご一報下さい。
休み時間の度に楽しみにしてお話を聞いてくれたお母様。完成後の笑顔にこちらも嬉しくなりました。
新しくなった屋根の下でいつまでもお元気でいてくださいます様に。
