吉沢板金では成形機を現場に持ち込むことで上から下まで継ぎ目のない一本の屋根板を作り出す様努めていますが、そのお宅に成形に必要なスペースが確保できない時はどの様にしていると思いますか?
途中で繋ぐ?勾配のない縦葺き仕様の家でそれはやりたくないですね。
お庭に十分な広さがない!・・・そんな時は空に視点を上げてみます。
車一台分位のスペースが確保できればそこに屋根の高さまでのステージを組み、ユニックを使って機械を設置してしまうということも行っています。
すると、屋根上のスペースでロール状のガルバリウム鋼板から一本仕様の屋根板を作り出すことが可能になります。
これには、ステージ上に安全に屋根の勾配に合わせた角度で機械を調整、設置する技術は元より、特別に軽量、小型化された成形機も不可欠なことがお分かり頂けると思います。もちろん弊社が皆様のお宅に持ち込む成形機はこの特別仕様のものです。
ちなみに、今回屋根下地が変わっているのは設計屋さんの方で次世代太陽熱システム”そよ風”を採用しているためです。見ての通りの屋根下地ですので、屋根を拭いた後はどこにでも乗れるわけではないので正直気を使いますね。
雨漏りに強い屋根を作るための拘りと努力がちょっとでもお伝えできれば幸いです。