雨漏りを止める!笑顔を守る雨仕舞い論

ゴムアスルーフィングのお話

引き続きKN様邸のレポートになります。

今日は朝から産業廃棄物処理業者を呼んでの物置内の整理を行いました。と同時にテラス部分と物置の波板の解体作業をしています。
テラス波板解体
さて、解体直後の様子になりますが、この時点で構造材である柱と垂木に問題がなく、桟木の寿命が判断できます。

桟木部分アップ
桟木のアップです。
多くの場合、黙っているとこのまま塗装されてしまいますので注意です。弊社では・・・・

構造材リフォーム
塗装の前に、この様に惜しみなく悪い部材を新しいものに取り替えてしまいます。(大きな声では言えませんが実はサービスだったりして。)
塗装屋さんは塗るだけしかしてくれなくても仕方ないとか屋根屋さんは屋根の葺き替えしかしてくれないものだとかいう認識をお持ちの方がいらっしゃれば考えを改めて下さい。吉沢板金は外装(絡みの内装も)全てに精通しています。

塗装工程
雨仕舞いに問題の見られた点の改善を終え、塗装作業中です。完成イメージが近くなってきた感じしますか?いえ、まだまだです。破風はガルバリウム鋼板包みを施しますから全くの新材になりますし、屋根の葺き替えも進行中です。

屋根カバー工法
屋根のカバー工法もここまで進みました。

突然ですが、ゴムアスルーフィングってご存知ですか?弊社では殆ど使うことがありません。写真のものももちろん違います。ゴムアスは瓦屋根や横葺屋根で勾配の適さない場合にしか用いるべきではないと思っているからです。適した勾配で屋根を設計し、確かな技術を持っていればゴムアスを使う必要は全くありません。ナンセンスです。お金の無駄と言ってもよいかもしれません。
こんな話になったのは、先日お客様から『「下葺きを良いものにしますから。」と言って営業マンがゴムアスを勧めてきたのですけどどうなんでしょう?』というご相談を受けたからなんですが、上記の理由からお客様は全く必要のないものにお金を支払うことになりますのでお勧めできません。ゴムアスにしておけば屋根の納まりに不安があっても何とか誤魔化せるという考え方が少なからずあると思います。
※逆に瓦屋根では構造上、台風等の大雨、強風時には瓦の下に雨水が浸入する場合が多いのでゴムアスは必需品と考えます。

日中はもう夏を感じるような暑さです。天気に恵まれ現場は順調に進んでいます。

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