リフレッシュのご依頼主は、現在は仙台市にお住まいのお客様です。宇都宮に保有する空き家を賃貸するに当たってのメンテナンスとリフレッシュをご希望でした。
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近年ではこのように遠方にお住まいの方からアパートや別荘のリフレッシュをご依頼されるケースが増えてきました。
大変ありがたいことです。
ご自身が足を運ぶことが難しい場合が多いですので、吉沢板金では沢山の写真を添えて分かりやすい御見積もりを作成するよう心がけています。
また、ご希望でしたら中間写真、完成写真もEメール又はご郵送させていただいています。
それら全ては、お客様に安心と満足を感じていただくためのものです。
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一見すると定期的に塗装等もされているようでメンテナンスの行き届いたきれいな屋根に見えますが、ここまで近づきますと・・・このように水の流れのある場所にサビが浮いてきていることが確認できます。
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特に気をつけていただきたいのが軒先部分です。板金屋根は軒先を折り込んで唐草という先付けの部品にくわえ込んでおさえています。(「掴み込み」と言います。)
この部分が錆びて切れてしまうとその部分から屋根板の下に風が入り込むようになってしまい、雨漏りや、酷い場合ですと突風で屋根板が飛ばされるといった事故の発生原因になってしまうのです。(屋根が飛ばされてしまった例)
今回のお宅でも同様にサビが進行していました。また、軒樋も合わせての交換をご依頼いただいています。
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ベランダの下も今回同時にリフレッシュをご希望でした。一旦ベランダの床を外しての作業となります。
家のメンテナンスでコスト面を考えた場合最も重要なのはバランスです。
例えば、去年外壁を塗装したところ、今年は屋根のメンテナンスが必要になったというお客様がいらっしゃいましたが、この場合必要経費が二倍掛かる上に、足場代も二倍掛かってしまうのです。外壁塗装用の足場を依頼する際には屋根工事や雨樋工事にも利用可能な場合が殆どです。もし不安に思われた場合はトータルで外装の状態を判断できる業者をお選び下さい。
※吉沢板金は外壁塗装を含めたトータルコーディネートを得意としています。お気軽にご相談下さい。
材料搬入
【屋根材搬入作業】
屋根材の搬入作業の一コマです。お庭や道路に十分な広さが確保できている場合にはクレーン車を出動させる場合がございます。
ユニックが使用可能な場合、安全を確保した上で行われる搬入作業は30分程で終了します。
施工中
いよいよ「かわら455」の施工です。
現在の屋根材の上に絶縁の役割もある防水紙を敷き、本材は垂木(小屋組構造材)を狙ってしっかりとビス止めです。
施工中
ベランダ下、下屋の作業経過写真です。
このように施工し難い場所も工夫して妥協しない施工を心がけています。この辺は新築住宅はもとよりリフォームを得意とする弊社のノウハウとなります。
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かわら455施工後。
軒樋も新しいものと交換され新築の様に!
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完成写真大屋根。
かわら455は雨漏りに強い金属屋根でありながら日本瓦のもつ美しい波型を得られます。その美観性能に隠れがちですが、日本瓦の1/10という軽さが生み出す耐震性能にもご注目ください!
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隣家がある側には雪止めを設けてあります。また写真は大屋根より下屋を写した写真になっていますが、下屋は「銀黒」のガルバリウム鋼板を瓦棒カバー工法で施工しました。このように大屋根と下屋で葺き方を変えるというのも外観に変化をつけるという意味で大変面白いと思います。
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ベランダ下の瓦棒カバー工法終了後の写真です。
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一見すると施工不可能な様に思えるベランダの最奥部まで新材が施工してあるのがお分かりになるでしょうか?
お客様に本当の意味で満足していただくために細部まで拘り抜きます。
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外観完成写真。
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外観完成写真。
二階大屋根:金属瓦(かわら455)
下屋:瓦棒葺(銀黒)
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